azubanana’s blog

二児のアラサー母 育児に仕事に奮闘中

「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない を読んだ

「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない

坪田信貴

 

★本の感想

・自分の発言や考え方を見直す事ができる本。部下の育成にも通じるのでライトなビジネス本としてもいける。

・日本人の謙虚さがダメな方に働いている

・「子どものしつけは親の責任だ」「子どもを一人前に育てたい」と思っている親は読んだ方が良い

・逆に「私は子どもがやりたいように自由にさせている」と思っている親も読んだ方が良い

・「何回言ったらわかるの?」→532回

 

★考えたこと

思ったのが、「親」は最初から誰かの親だったわけではない。だから子育てがうまくいかなくたって当たり前じゃない?と言うこと。それなのに「完璧でなくては」と常にプレッシャーがつきまとう。それは「周囲の期待に応えなくては」「非常識な親だと思われたくない」など、対子供というよりは世間に対してのプレッシャーなんじゃないか、と思う。

そのプレッシャーに負けないようにと、子ども「良い子であれ」「迷惑をかけるな」という押し付けをしてしまうのではないだろうか。

 

また、大抵の人が最初に触れる人間が親なので、親の価値観=常識と思いがちなのでは。自分の親を尊敬していれば、親の様になりたいという考えから、自分がしてもらって嬉しかったことを子どもにも与えるのだろうけど、親に対して思うところがあれば、自分はそうなるまい、と反対の行動をしそうなものだ。

でも、前者は親の価値観と合わないことを否定してしまいそうだし、後者は親の価値観(常識)に反する事に罪悪感がつきまとう。

色々な価値観があることを理解し、かつ、自分はこうであるという自分軸の考えを持つことが必要と思った。(私の親はこうだったから。では無くてね)

なので配偶者の「うちの親はこうだった(のにお前は違う)」ってものすごくカチンと来ません??

 

 

これから子どもと生きていく上で特に覚えておきたいと思ったのは

・拮抗禁止令と13の禁止令

・親の常識=世界の常識ではない

ティーチングではなくコーチン

・人生脚本、ダブルバインド

・教え方、具体的でないと子どもはわからない

・自分で考える、判断できる子にするための声がけ

 

のあたり。特に、序章の「拮抗禁止令」と「13の禁止令」は暗記したいぐらいだし世の中の全親の親研修の履修項目にすべき。

 

我が家にも思うところがたくさんあるので、夫にも読んでもらって話し合おうと思った。